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更年期のイライラは我慢するべからず

 

更年期の症状といえば、代表的な「のぼせ」や多汗といった、身体的なものばかりが注目されがちです。確かに、これらの症状は更年期女性の大半が経験するものなのですが、実はそれと同じくらい、更年期の女性にはイライラを始めとした「心の症状」が出てきています。心の不調、すなわち精神症状は、更年期にかかわらず本人では気づきにくいものです。

 

一度、最近の自分の性格や態度について、じっくり思い出してみてください。以前なら気にならなかったことでイライラしていませんか?必要以上に頭に血が上ってしまい、後悔したことはないでしょうか。特に更年期に入ってからのこういった”心のゆとりを失っている”場面は、ホルモンの減少による更年期症状が原因である可能性があります。

 

更に、元々神経質ぎみな人や、環境に変化があった人、からだに不調を抱えてしまった人などは、それらのストレスによって、より強い症状が表れやすくなります。しかしこれを「気持ちの問題」として我慢したり、無視し続けるのは得策ではありません。イライラも、立派な更年期の不調の一種です。

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単純にホルモンの減少でイライラが起こっている場合にはホルモン補充療法や漢方療法が効きますし、性格や心的な要因がある場合には、カウンセリングが効果的です。多忙や家族の入院など、周囲の環境によってストレスを抱えざるを得ない状況にいる人は、治療やカウンセリングに加え、自身の環境の整理に目を向ける必要があるでしょう。

 

一筋縄ではいかないこともあるでしょうが、更年期によるイライラは、きちんと向き合い治療を行えば必ず軽減できます。逆に、貯めこんで我慢し続けることは、”うつ”などの精神疾患に発展してしまうことが少なくありませんから、注意が必要です。更年期において、我慢は美徳ではありません。この時期を上手に乗りきれるかどうかで、その後の人生の質が決まってしまうと言っても過言ではないのです。

 

今現在、更年期でイライラに悩まされている方はこれを機に、”笑顔を忘れず、穏やかでゆとりのある心と、感動をもって人生を過ごせる”…そんな素敵な自分を目指して、ぜひ努力や治療に向けた一歩を踏み出してみてください。

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