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更年期障害はいつまで続くの?

 

更年期に現れる不調をつらいと感じることが、「更年期障害の始まり」とご説明しました。もちろんそれ以外にも成人病や、女性特有の疾患などが隠れている場合もあるのですが、検査をしても特にそういった病気が見つからないのであれば、原因が更年期障害である可能性はグッと高くなります。

 

ですから、更年期の不調に対してはまず婦人科と、別の病気の可能性も踏まえた診療科目の両方を受診するのがおすすめです。最初から更年期障害と決めつけては隠れた病気を見逃してしまう可能性がありますし、病気があれば早期発見に繋がることがあります。

 

そして検査の結果、特に病気が見つからずに「更年期障害」と診断された場合、残る不安は「いつ治るのか」という一点になります。更年期障害は、女性ホルモンの急激な減少に心身がついていけていない状態です。からだの調整を行っていた女性ホルモンが一気に減ってしまったせいで、バランスが崩れてしまったのです。

 

ですが人のからだは次第に慣れていくもので、そのうちホルモンが減少してしまった状態でも正常に働くようになります。

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「更年期の不調は我慢していればそのうち終わる」というのも、あながち間違いではないんですね。(ただし、適切な処置を怠ると将来的に骨粗しょう症や心疾患などのリスクが高まりますから、我慢は得策ではありません)

 

そんな更年期障害の終わりはやはり、「症状が気にならなくなった時」です。薬の使用期間には個人差があるものの、ホルモン剤を使えば段階的にホルモンを減らして行く事ができますし、からだが慣れるまでは漢方薬を使って不快な症状を抑えるという選択もあります。運動療法は骨粗しょう症や肥満を防ぎ、心地良い運動は、更年期に落ち込みがちな気持ちを前向きにしてくれます。

 

そして食事療法は生活習慣病の予防をはじめ、健康的なからだづくりには欠かせません。なにより、こういった生活療法に真剣に取り組むことは、それだけ早く更年期障害や薬から離れるためのきっかけになります。更年期障害は早期に治療に取り組むほど、終わりも早くやってきます。

 

更年期には重い症状を何年も抱える人もいれば、軽い症状が3ヶ月程度続くだけの人もいます。症状自体に個人差があるとはいっても、軽く済む人は何かしらの対策をとっているのかもしれませんね。

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