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いつからはじまる?更年期障害

 

更年期とは、人生の中のおよそ45〜55歳の期間であり、人によって前後します。そんな更年期の始まりは女性にとっては非常に分かりやすく、ほとんどの場合は「閉経に向けた月経不順」であるとされています。もしくは、まだまだ生理が順調であっても、「ホットフラッシュ」が起こることで更年期の始まりを感じる女性もいます。

 

では、更年期”障害”の始まりはいつでしょうか?

 

更年期女性のうち、全く不調を覚えずに更年期を終える幸運な女性はおよそ10%。不調を感じる人であっても、特に生活に支障がない範囲ならばあくまで「更年期の症状」であり、更年期”障害”とはみなされません。つまり、「更年期障害」の始まりは、そんな症状を「辛い」と感じた瞬間であるといえます。

 

そんな更年期障害の始まりを疑った場合に、是非覚えておいていただきたいことがあります。それは、更年期の不調は”当然”であり、我慢する必要は全く無いということ。

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イライラしたり落ち込んだりしつつも、苦しみを我慢して家事や仕事に取り組む。本人は立派に努力をしているつもりです。しかし、残念ながらその姿は周囲を不安にさせてしまいます。イライラされては困ってしまいますし、落ち込んでいては心配になります。

 

例え上手く取り繕っても、いずれ必ずツケとなり、本人により重い症状として返ってきます。耐え忍ぶとは、自分だけでなく、周囲の人にまで困難を強いる選択なのです。逆に、自分が更年期であることを素直に受け入れ、薬や食事、運動に気を配って心身ともに健康的に過ごそうとすることは、それ以降の人生の質まで見通した、”忍耐よりも賢い”努力であるといえます。

 

更年期障害は、突然重い症状に襲われることはほとんどありません。最初はじわじわと、あまり気にならない程度から始まるものです。そしてそんな症状が辛いと感じた時は、決して「ただの更年期」と見くびらず、その瞬間から準備や対策、治療について積極的に向き合うこと。それこそが、更年期障害とは無縁な、”活き活きとした更年期”を過ごすための第一歩なのです。

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