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更年期障害の症状

 

「同時に複数の不調におそわれることが、更年期障害の症状」…

 

そういっても過言では無いくらい、症状が多岐にわたるのが更年期障害の特徴です。そんな更年期障害の原因は、女性ホルモン(エストロゲン)量の急激な低下です。たったこれだけのきっかけで、女性の体に多種多様な不調が表れます。まず、エストロゲンが減ると女性の体は閉経にむかいます。エストロゲン量は卵巣の寿命が近づくにつれて自然と低下していくのですが、ストレスや過労はその老化を加速させます。

 

エストロゲンは女性らしさや美しさを支えるホルモンと言われ、これが低下すると髪にトラブルを抱えたり、皮膚の弾力や潤いが失われます。また、閉経直前からは表皮だけでなく、膣の乾燥や性交痛がみられるようになります。これらはごく自然な更年期の変化ですが、例えば乾燥やかゆみが強かったり、膣が傷ついて痛かったり出血する場合には、立派な更年期障害の症状の一つとして治療が行われます。

 

また、女性ホルモンには自律神経を整える働きもあります。つまりホルモン量が低下するということは、自律神経が暴走してしまうことに繋がります。

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その結果が血管拡張で起こるほてりやのぼせ、多汗であり、かとおもえば、末梢の血管は収縮して手足は冷える…というあべこべな状態になることもあります。他にも心臓の鼓動が乱れたり、むくみや便秘、頭痛に頻尿、倦怠感や手足のしびれ、そして心の不調などなど…自律神経が乱れるだけで、一口には説明しきれないほどの症状が一斉に表れるのです。

 

このように多様な症状が表れると不安になってしまいますが、原因が更年期障害のみであればその治療を受けるだけでほぼ全ての改善が期待できます。更年期障害の治療において大事なのは、”絶対に我慢をしない”ことです。老化の過程である以上、風邪のように「我慢していればそのうち良くなる」ということはありません。

 

もちろん、ホルモン量の低下にからだが慣れれば更年期障害は収まりますが、適切な治療を受けずにいたことで骨粗しょう症が酷く進行してしまったり、隠れていた病気を見逃してしまったりということが起こります。また、自律神経失調はストレスによっても悪化しますから、我慢することがより症状を悪化させることにも繋がってしまいます。

 

更年期障害と向き合うことは、更年期からそれ以降も、快適に人生を送るために必要なワンステップなのです。

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